上手な健康管理

 

正しい保険証の使い方

保険証は医療を受けるためのパスポート

健康保険に加入していると、費用の一部を負担するだけで、医療を受けることができます。
ただし、そのためには健康保険に加入していることを証明しなければなりません。その証明に使われるのが「健康保険被保険者証(保険証)」。
保険証は、いわば医療を受けるためのパスポートなのです。なくさないよう大切に管理し、医療機関などを受診するときは必ず持参しましょう。

 

保険証のルールを守りましょう

①保険証の不正使用は禁止です。貸し借りは法律で罰せられます。
有効期限が切れた(退社後など)保険証の使用も不正にあたりますので気をつけましょう。

②保険証の内容に変更があった場合は速やかに届け出をしましょう。

③保険証の紛失や盗難には十分注意しましょう。
万一、紛失・盗難にあった場合は不正使用など悪用される危険がありますので、必ず警察に届け出をしてください。

 

保険証は会社を退職された場合は速やかに返却

会社を退職された場合は、速やかに事業主(事業所)に保険証を返却してください。なお、退職日の翌日以降に保険証の使用をした場合は、後日、資格喪失後受診(無資格受診)により、医療費(当健保組合負担分)の返還をしていただくことになります。

 

医療費のムダづかいを控えましょう

「はしご」受診をしていませんか?

なかなか治らないからと、病院を渡り歩く患者がいます。このような受診は診療の妨げになるばかりか、
同じ注射や投薬をうけるなどの濃厚診療に繋がりかえって危険です。医療費も2倍、3倍と膨れ上がります。

 

痛みがとれて治療を途中でやめていませんか?

医師は痛みを和らげる処置をまず優先し、その後経過をみながら本格的な治療へとステップアップします。とくに歯の治療で多くみられるケースですが、痛みがとれると途中で通院をやめる人が多いようです。しかし病状は確実に進行しています。次に受診するときは、悪化した分、医療費も倍増です。

 

薬のおねだりは控えましょう

単なる疲労や軽いカゼ、二日酔いなどで気軽に病院をかかる人が少なくありません。こうした患者の多くは薬をもらうことだけが目的の受診です。病院は薬局ではありません。薬は、医師が診察によって処方するもので、患者がねだるものではないのです。

 

大きな病院に行けば安心と思っていないですか?

200床以上の病院は紹介状なしでは、差額を徴収される場合があります。(まずはかかりつけ、診療所などで、初期の診察をすることをお勧めします)大きな病院は、その機能から多くの検査(無駄な検査)をしてしまうことも多いものです。大学病院などは、特定機能病院といって、紹介状なしでは受診できません。(どうしても受診の場合は、差額徴収をされます)

 

なるべく診療時間内に受診を

病院には、決められた診療時間があります。この時間以外や深夜、あるいは休日に受診すると、規定の割増医療費が加算され、それだけみなさんの負担も健保組合の支出も増加します。急病などで止むを得ない場合を除いて、時間外に受診するのは極力達えましょう。

 

健康診断を受けましょう

 「悪くなる前に」が、結果的には得になるという調査結果もあります。定期的に受けていれば、早い時期に治療が受けられ、結果的には安くなります。平成20年4月からは、特定検診・指導が始りました、ぜひ受けましょう。

 

使ってみよう!ジェネリック医薬品

医薬品の研究・開発には長い年月と莫大な費用がかかります。
ジェネリック医薬品は、開発期間が短くて済む分、安く提供でき、みなさんの薬代負担の軽減につながる家計にやさしい薬です。特に長期にわたって薬を服用する必要のある場合は、ジェネリック医薬品を使ってみてはどうでしょう・・・。

 

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